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工作工具の耐摩耗性を考えるなら、その評価方法を適切にしなくてはならない

切削工具の耐摩耗性を評価するには、摩耗に関わるたくさんの条件を導き出さなくてはならない。

例えば、切削工具の材質・形状・ストローク長さ等、そして、工作機械の加工条件・工具の回転数・切削スピード・切削量・潤滑油等、さらに、加工物の条件も必要になる。

硬さ・表面の仕上げ程度・熱処理の有無等々、かなりの条件を考えた上での評価表を作らなくてはならない。

また、摩耗度をいかなる方法で測定するかによってもその数値の正確性が問われる。

まずは、加工前の切削工具の全長を測るのがわかりやすいと思う。様々な条件の加工を行ったあとで、工具の全長を測れば、その差が摩耗度として出てくるはずである。

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